2011年11月12日
TPP参加
「交渉参加に向けて関係国と協議に入ることにした」、TPP反対派は言葉でだまされたのではないでしょうかねー、交渉参加ははじめからわかっていること、突然参加とかはあり得ないのだし、日本をはずそうなどと考えることは無いはず(最高の輸出相手)事実上の交渉参加だと私は思う。
そこで、島の農業はどうなるのだろうか?想像してみよう(汗)。
さとうきびは、
今でも補助金漬け、これからもそれがますます増えるのだが、輸入砂糖は、サトウキビから作るより五分の一くらいで入ってくる、そうなると、国産は売れないとなると精糖会社が倒産?。生き残る道は、サトウキビからバイオ燃料を造る、それに伴いリキュール酒も作れる(法律はよくわからないが)、しかし化石燃料が無くなるとそれも無駄になる?20年後車はほとんど電気自動車になっているだろうから?農家が農業を辞め、都会に出稼ぎに行くと、外国からの労働者が入ってきて職がない?。
じゃがいもは、
生のじゃがいも、輸入していない、それは疫病などが入ってくるのを防ぐために、冷凍や加工品などは今でも輸入されている、生のじゃがいもが入ってくることは無いと考えられるが、加工されて来るから輸入量が増える事が考えられる、となると島のじゃがいも生産も危うくなる、では生き残る道は、じゃがいもを作り、それを加工して消費者に届ける、加工場を作ることで雇用を若干確保できる?。里芋なども同じだと考えられる。
畜産は、
今でもアメリカ産やオーストラリア産の牛肉や豚肉が和牛よりも遙かに安く売られている、それがもっと安くなる、今でも和牛は売れ残っている、輸入牛肉などは、今の値段よりも半分以下の値段が付くとなるとそこに消費者は行くだろう、何故か賃金が下がり高級な和牛は買えないから?生き残る道は、島の牛を一カ所にに集め、牧場を造り一括管理をして、コストを下げる、(これは無理かなー)島では肥育は難しいから生産しかできないだろう、和牛は甘くておいしいから輸出をする。関税が無くなれば、飼料は主にトウモロコシから出来ているので、飼料の価格が半分以下になるかもしれない、となるとコストが少し下がるが、価格の下落に比べてそうたいした効果はないだろう、生産コストを今の三分の一以下にすることが出来たら、希望がもてるかもしれない?何故輸入牛肉は安くて、自国で生産した牛肉は高いの?と誰しもおもうかもしれない、外国に出来て、我が国にできないことは無いはずだ、
花農家は、
今でも大量に安い輸入切り花が入って来ている、輸入切り花には関税はないと聞くが、島のコストの高い切り花は、これ以上安くなったら赤字になるだろう、生き残る道は生産コストを下げるしかない。
これから10年後島の農業はどうなってるんだろう、?
TPPで儲かる企業は、輸出企業だろう、自動車産業などはどんどん規模拡大されていく?と思われるが、参加国から、労働者が入ってくると、安い労働者を企業は使う、となると日本人も当然賃金が下がる?。企業は参加国に出ていってしまうかもしれない、高い電気代、高い税金、参加国で生産しても日本で生産しても、同じなら、賃金が安い方へ流失していくのは当然のシナリオか?となると、日本人も多くが参加国に出稼ぎになるのか?移住してしまうのか?
現状は、
サトウキビは今でも約1万5千円は補助金、糖度によってその後の価格が決まるが、だいたい1トン2万円くらいで売れていると思われる、一反から7トン出ればいい方だと言われるが、だいたい5トン前後だろうか?単純計算して一反10万は、肥料代6000円、ハーベスターに刈り取ってもらったとして25000円、運搬賃が5000円、ハカマ代がひかれて3000円として経費が約4万、残り6万、1年育ててこうなるんだねーあといろいろと引かれるだろうが?一反からどれだけ多く出すかで決まってくるんだが、島は台風が必ず夏には来る、台風でおれたりすると収量がへるが、夏場はさとうきび以外には、ほとんど作物がない(ハウスは別だが)台風が来るので作れないということになる
子牛も、今はわからないが、たとえば落札価格が30万下れば補助金がでるとなるが、これは県の平均が30万下ればの話で、県本土の牛は結構いい価格で売れるので、補助金は今まで出た事があるのかな??米は個別補償というばらまきで守られるが、和牛はどうだろう?
しかし、
補助金がある限りは、島の農業はTPP参加してもそう変わらないだろう、だが、補助金が何兆円という事になるだろうから、税金でいつまでまかなえるかだろう、島の農業は税金で守られていることを忘れてはならない、基盤整備であれ、畜舎建築であれ、機械整備であれ、税金が投入されているんだよね。これからの農業は、どれだけのコストを下げることができるかではなく、コストを下げることが出来た人だけ生き抜くことができるということである。
農家の大規模かとかいってるが、基盤整備そのものが間違っている、大規模経営出来るようにできていない、小さな畑を区切ってあるだけである、区切りを取れば、大きな畑になるという風に作っておけば大規模かは容易だが、今の基盤整備では無理だし、機械を大型化しても畑の無駄が出るだけだと思うね。また、機械が大きくなれば価格も跳ね上がるだろうし、10年使えば、壊れてくる、また買い換えないといけないとか、農家も自分で整備出来る技量も必要だろう。畑は簡単に作物が作れる訳ではない、一つ一つ違うから、まず土作りが必要になるんだよね、土づくりがしっかりできると、病原菌もへり、いい作物が出来るのだが、果たしてどれだけの農家が実践しているのだろうか?
農家をやめた人が多くなれば、島の人口も減るとなると島の経済も下向きになるのかなー??
投稿者 erabu : 05:43 | 第一次産業
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