2018年9月15日

菊次郎の伝言

わが父、菊次郎、その残した言葉は、私の心に残る。
人は、菊次郎を悪くも言うが、確かにのんベーでしりわたっていた。
飲んで帰ってきて、正座させられ、言葉を聴いた、それが、今私の行動になる

「水は、方円の器にしたがい、人は善悪の友による」
水は、どんな器に入れてもその器の形に自分を変えていきます、水は、その器に合わすこともできるのです それだけ自分の意志と言うのを持たないことになるのでしょうか、いや違う、水はどんな場所でも、器でも それに対応出来るということです、水を人にたとえ、人もその器(友)によって影響を受けるということですね だから、良き友と出会えた時は、自分も成長するし、また自分の力で、友も成長するということです。 そして人は友の影響で我が身を変えていくのです、近年は、その友さえも見つけ出せない一時の快楽で 自分を安心させ、将来を見えない人が多いですね。最善の友、それはその人にしか分からないのです 上のティーチは、島の文献を探しても載ってないですね、日本のことわざにあるのかな?それとも 菊次郎が考えだしたのかな??定かではない。

投稿者 erabu : 17:58 | 島のしきたり | - | -

2015年3月2日

33年忌法事 追記8/9

菊次郎の33年忌法事を終えた
年末の12月30日であった。
自宅で行うには、準備が大変である
字の公民館が借りれたらと思い電話していたら開いていた
ので助かった。
招待客約、50人、家族合わせて70人ほどになった
島では、法事など行う、1週間前から、御案内という文書を
招待するお家へ配布して回るのである。
それには、誰の法事か、日時場所などが記載されている
最後に、新生活運動により持参金は2千円とすると記す
約束が国頭字では決まっている

実際は、2千円とか3千円とか、5千円とか、1万とか入っている
その家族に近い親族ほど多く入っているのだが

方言で「シュウキ」折詰みたいなものを1人2500円で準備する
飲み物、ビール、焼酎、お茶、女酒(果実酒)、麦茶、ジュースなど

これが夏場だと、ビールが足らないくらいになるので、冬場がいい(笑)

いとこまで招待すると字で決まっているが、近年は家族だけで法事を済ませる
家も多くなってきている今回、父の33年忌を終えたので、これから以降は
法事は行わない。たまについでで、55年年忌とか行う方もいるのだが、私は、
もうこの世にいないかも知れないので、そんなことは考えなことにする)

8/9日追記
法事はだいたい15時くらいから始まります。明るいうちにお墓に行けるように
だと思います。33年忌は「まちあぎ」(まつりあげ、まつりおわり)の意味もあり
これで故人の法事は終わりということになりますので、祭りなんですね。
会順を進めるにあたって、最初に、拝礼を行います。続いて
御前風を踊る風習がありますが、今回は
沖永良部高校エイサー部にお願いして、エイサーを踊っていただきました。
エイサーとは、盆踊りなのですが、最近ではいつでも披露していますのでね
まー要は、めでたい踊りを踊ればいいということで、エイサーがめでたいか
どうかは、わかりませんが、それぞれ好みでいいと思いますね。

故人が見ているわけでもないのでねーとかいうことはありません、本来なら
実家で行うので、家の周りには昔は暴風垣としてガジュマルが植えてあります
法事の前日に、お墓に行って「ちゃーおいしがもーりよー」というと個人の霊は
家のガジュマルの木にとまっているといわれています。だから、法事を見ている
ということになりますね。法事の始まる朝に、故人はとまっているだろうと思われる
ガジュマルの枝、東向きのガジュマルの木から枝を近所の人か、家族でない人に
切ってもらいます、なぜ家族以外かといいますと、家族がサー帰るぞと追い返す
わけにはいかないので、いつまでも家族は故人への思いなどを持っているものです
から。この枝に霊がとまっているので、切った枝を風呂敷で丁寧に
包んで、祭壇の横に置いてありますので、身近で見られるということになります。

疲れたのでまた(汗)



随時付け足す

投稿者 erabu : 07:16 | 島のしきたり | - | -

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